※「サイバーパンク2077」のエンディングに関するネタバレを含みます
「節制」、到達。
「ジョニー・シルヴァーハンドに自分の体を渡す」。
……どうしたってビターエンドという感じはします。
しかも、身体を渡されたジョニーは明らかに燃え尽きている状態。
以前のように、街を燃やし尽くすような気概は感じられません。
ただ、ジョニーとナイトシティのエピローグとしては良い雰囲気というか、良い作品というか。
目覚めて、ロッカー志望の少年とのやり取りがあって、慰霊堂へ行って、街を去る。
まるで西部劇のような幕引き。
その合間合間に挟まるのは、彼のロッカーとしての矜持。
音楽の話をしている間は彼も活き活きとしており、こういうところはやはりジョニーだな……と。
「太陽」からの派生なので、慰霊堂へ捧げるものはVのペンダントとローグの銃。
オルトを失い、ローグを失い、Vを失い、ジョニーは生きている。
きっと彼は二度とナイトシティには戻ってこない、そう思います。
正直、悪くはないエンディングだった……と考えていたものの、その気持ちはすぐに反転。
その原因は、スタッフロール中の皆からのメッセージ。
心を抉ったのは、やはり……リバー。
「太陽」の時は「最近会えていないが、甥の誕生日も近いから来てくれ」と言われたのです。
クリスタル・パレスへの潜入作戦の後なので、Vもいろいろと大変なのでしょう。
……まあ、何が起きたかは分かりませんが。
一方で、「節制」の今回は「どこをあたっても行方が分からない」と涙声で伝えており――。
それは、そうでしょう。
Vはもう……。
Vとジョニーの物語としては良くても、残された人々の気持ちを考えると良くはない、ですね……。
正直、その視点が欠けていました。
反省。
しかし、そのことを深く考えると、いわゆる「自殺」エンディングを見ることが怖くなってきます。
……見ていいものなのか?
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