何があったかといえばいろいろあったワケですが、省略。
とにかく、3周で全てを終わらせました。
1周目は手探りのインスティチュート(+レイダー)ルート。
2周目はサクッと進んだミニッツメン+B.O.S.ルート。
3周目はキッチリ攻略情報を覗きながらのインスティチュートルート。
レールロードルートは3周目でしたが、エンディングは見ないままでした。
ここまでファーザーへの気持ちが強くなっているのに、
土壇場で裏切り、臥せったファーザーを見下ろすのもな……と。
それに、正直に言えばレールロードのメンバーに思い入れもあまりなく。
インスティチュートには言うまでもなくファーザーがいます。
何かと手厳しいジャスティン・アヨ、
神経質すぎるマジソン・リーもまた大事な家族の一員です。
B.O.S.には人々のことを想い、彼らを守るために戦うメンバーがいます。
ミニッツメンは……まあ、根本的なところでは気が合うガービーが、と。
それに対してレールロードは……。
全て終わったのでぶっちゃけてしまうと、
メンバーを含めた組織としてはB.O.S.が一番好きですね。
1周目当時の私はB.O.S.に対して、
「人造人間の意思をないがしろにするとは許せない」と思っていました。
要するにシンプルにレールロード派だったのですよ。
ファーザーが「何」なのか考えもしていなかったこともあります。
しかし、インスティチュートに潜入して解ったことが一つ。
「人造人間は工業製品である」
「そう言ってるじゃん」と言われればそのとおりで、
製造元の説明があまりにも筋が通っていて、ストンと腑に落ちたのですよ。
「あくまで人間ではない人間もどき」
「自由意志をもつのはバグなので修正する」
「プログラムどおり働いていることが人造人間にとっては一番の幸せ」
ファーザーに託される、タチの悪いお土産がその具体例として優秀すぎます。
誰に教えられるでもなく、私を父親/母親として認識している――。
再プログラムで人格を書き換えられる存在を人間と呼んでいいのか?
やはり工業製品に過ぎないのではないか?
そう考えるとB.O.S.の姿勢も理解でき、
レールロード派から手のひらを返すのも簡単でした。
人間ではないうえ、危険な存在だけに排除もやむなしでしょう。
ただ、そのことを強く断言できないのも「Fallout 4」。
人造人間に意思がある以上、割り切りが難しいことも確かです。
ニックやキュリーさんといった協力的な人造人間のコンパニオン組、
何よりB.O.S.にも……。
――な! エルダー!!
事実、私が3周目でようやく手を出したロマンスの相手はキュリーさん。
キュリーさんを「人造人間だから」と倒すことは考えられませんし、
再プログラムでどうこう、も考えたくはありません。
彼女は彼女自身の意思をもっている――そう、思いたい。
それに、最終的にB.O.S.ではなくインスティチュートを選んだワケで。
ただ、インスティチュートでも人造人間に対する態度は冷めたもの。
とはいえ、次期指導者である以上、何とでもなります。
……説得できない? Charisma12ですよ?
ミニッツメンもそうですが、
インスティチュートも「その後」を考える分には自由なことは良い点です。
結局、人造人間に関して長々と考えたところで、
その結論は「保留」とせざるを得ないのが正直なところ。
組織としてはB.O.S.が好き。
全体的なメンバーとしてはB.O.S.が好きでも、
インスティチュートのファーザーが強すぎる。
思想としてはミニッツメンが好き。
人造人間に対しては友好的。
どうにもこうにも中途半端ですが、「これが私」と開き直るほかないですね。
基本的な思想を考えればレールロードに収まるべきなのでしょうが、
「ファーザーを裏切ることができるか?」というデカい問題がありまして。
逆に言えばファーザーを裏切ることができれば、
レールロードに残ることもやぶさかではないんですよね……。
……「The Nuclear Option」まで時計の針を戻すか?
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