DVDを借りてようやく観ました、「ジグソウ:ソウ・レガシー」。
SAWシリーズはかなり好きなだけに、一時期は映画館で観ようとすら思っていました。
ただ、映画館に向かった頃、既に上映は終わっていたという……。
こういう物好き向け(偏見)の映画は早めに観ないとダメだったかッ……!
そんなワケで、感想を書くのが今さらになりました。
「SAW 3D」、つまり「SAW 7」で一区切りを迎えたSAWシリーズ。
ストーリーとしても完結しており、あのラストで私も納得していました。
しかし、ここに来てまさかのシリーズ復活。
期待半分不安半分で複雑な気持ちでしたが、実際に観てみると良い作品だったと言えます。
「SAW」から「JIGSAW(原題)」にタイトルが変わり、リブートの印象もあった今作。
タイトルが示すとおりの完全新作とも言える一方、「SAW」の色は凄まじく濃厚。
「JIGSAW」でありながら「SAW 8」とも言える作品だったな、と。
なので、SAWシリーズが好きな方には当然オススメできます。
SAWシリーズ初見の方には……判断が難しいところです。
どうしてもシリーズが好きな人間としての視点しかもたないので。
そんなSAWシリーズといえば「どんでん返し」ですが、「JIGSAW」でもそれは健在。
トリックの一部は読めたものの、全体像を掴めたかといえば「NO」でした。
というか、その一部を読ませること自体が罠のような気が……?
今作の良かった点を一つ挙げるのならば、「ゲーム」の在り方。
例えば「SAW 6」は「命の選別」、「SAW 7」は「嘘の代償」が「ゲーム」の軸になっていました。
しかし、「JIGSAW」では「SAW」と同じく「命の価値」が軸になっているのです。
これに関しては素直に嬉しかったですね。
ずっと暴走気味の「ゲーム」ばかりだったので、原点回帰を強く感じられた、という。
もちろん、コレには理由があるのですが。
そんなワケで、「ジグソウ:ソウ・レガシー」は個人的にはかなり楽しめた作品でした。
「SAW」を除けばSAWシリーズで一番楽しめたかもしれません。
やはり「誰がジグソウなのか?」という大きなテーマがあると違いますね。
スプラッター要素ばかりではなく、ミステリー要素もあってこそだよな、と。
中盤、いろいろと死にかけたのは秘密です。
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